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欲望とは

1月19日】;お引き取り@鴫野~読書会@鶴橋
きょうの着物:青紫に天神さんの梅を格子状にデザインした錦紗小紋、漆糸入り。
       古着屋で4800円か5800円くらいだったか。
きょうの帯:オフホワイトにピンクベージュの謎の花・織り、
      裏は黒繻子の昼夜帯。古着屋で4800円か5800円。
きょうのコート:臙脂ボア防寒コート。オークションで1000円前後。
        なんにも知らない男の人が、おばあちゃんのを
        売りに出していたので格安だった。状態よし。
きょうの半衿:正絹・ピンクベージュの絞り、新品、卸売りで2500円。
きょうの長襦袢:夢のような長襦袢。古着屋で8500円。半衿を付ける時に
        気づいたが、地衿が絹地で短く作ってあり、
        半衿より短いのにはビックリした。
きょうの帯揚げ:鬱金色・綸子・1000円
きょうの帯締め:紺・白・オレンジなどの唐組。呉服屋閉店セールで3000円。
きょうの足袋:ナイロン・芥子色無地・コハゼの代わりにマジックテープ・福助
きょうの履物:足の形の白木の台に紫鼻緒・ツボはピンク。
きょうの防寒対策:メリヤスお腰・絹のパッチ、レッキスのチョーカー、
         足袋の下に絹の五本指靴下重ね履き。
きょうのバッグ:ゴブラン半円形ハンドバッグ,5000円。
※11月頃に、へろへろの帯を解いて、「丸洗い→裏打ち→仕立て」を依頼したものが、年末に仕上がった。なかなか引き取りに行けず、今日の読書会のついでに出かけた。へろへろの帯は、鯉の滝のぼりみたいな柄で、画像ではよく見えたものの、到着してみると両端が擦れ、しかも中央部は繻子だが両端は紗という合わせ技で、黒の紗の下から白い芯地が見えて、よけいに生地の弱りが目立った。買い物の失敗ですね。スタート価格2900円を入札しておいたら、誰も入らず、落札してしまったのだった。
※仕上がりは、なかなかよかった。裏打ちを黒にしたため、紗の弱りも目立たなくなり、3シーズン使えそうだ。色ヤケがあるものの、締めてしまえばわからないだろう。


※お店の商品をあれこれ見せてもらっているうちに、読書会の時間が迫り、持って帰るのもたいへんでしょう、ということで配達してもらうことになる。ラクチンだが、土曜日まで手元に来ないことになった。
※ハアハア急いで読書会へ。4人のメンバー中、一人が体調不良でお休み、一人が遅刻、で私が一番乗りだった。
※「エチカ」第三部、だんだん人間の感情の話になってきて面白い。スピノザはあくまでも定理を積み重ねて証明していくという手法なのだが、理屈ではなく「ああ、そうだよねー」と納得できる部分が増えてきた。
※スピノザは「悲しみ・喜び・欲望」の他にどのような基礎感情も認めない。他のすべての感情は、この三つから派生したものだと考える。スピノザの定義によれば「欲望とは、みずからの衝動を意識している衝動である」とのこと。
※そうなのよ、私は、好きな着物や帯が目の前に現れると、それを衝動的に掴んでいると自己申告しているが、実際のところはその衝動を意識しているんです・・・。気がついたら掴んでいた、なんていいわけです・・・。
※これから先、きっと「人はなぜ自らを破壊に追い込む欲望を抱くのか」についても言及があるだろう。そのとき、私はこの衝動を克服するヒントを得られるのだろうか。
※今日のところでは、「人は、自らを壊滅に追い込むようなことは元々しない。外の原因によってそれは起こる」と書いている。そうなのだ、古着屋に行かなければ無傷だもんね。本当は、すでに克服する方法を私は知っているのだ。行かなければ、見なければいいと。
※しかし人間は「わかっちゃいるけどやめられない♪」ものなのだ。これにもスピノザは回答してくれるだろうか。楽しみだ。しかしそれを読む頃には、壊滅しているかもしれない・・・。

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