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電話トラブル続出

【1月31日】写真撮影@某博物館収蔵庫
きょうの作業:大正から平成まで生きた女性が、昭和に履いた下駄と草履の
       撮影と計測と観察。
きょうの成果:全体の6割も終わっていないかも・・・。
※あれこれハードルの高い博物館の収蔵庫で作業できるのが、ひとまず今日しかないということで、和裁教室はお休みせざるを得なかった。誰もいない収蔵庫(しかも地下)で、ただひたすら計測・撮影・観察・メモを繰り返す。
※今日見たのは、比較的新しいと思われる(せいぜい80年代以降)もの。やっぱり都会で雨下駄というのは厳しいものがあったようで、歯の細い日和下駄は未使用、歯の比較的太い安定感のある時雨下駄は使用されていた。
※某名店Aの箱に某名店Bの草履が入っていた例もあった。となると、その箱にのし紙がついていても、贈られた履物はその中に入っていたものとは別だということ、どれがどれか、確実に特定できるわけでもなさそうだ。
※私だって、とりあえず空いている箱に、元々入っていなかったものを入れたりするから、箱そのものよりも本体に重点を置くべきかも。
※計測してわかったのは、鼻緒の前坪のクロスするところ(分かれるところというか)から、後の穴までの長さは、どれも判でついたように14.5cmだということ。結局ツボの長さだけでサイズ調整しているわけだ。職人さんはすごい。
※それと、後穴の中央から中央までは、ほとんど90%以上、5.5cmだった。
※使い古された二枚歯の前の歯は後の歯より短かったが、新品は同じ長さ。つまり履いているうちに前の歯から先に減っていくらしい。
※あと、真田紐と思われる鼻緒の構造に面白いものがあった。鼻緒自体に穴を空けて、ツボ布貫通させて穴にすげてあるのだ。真田紐って、一部カットしてもほつけないのかもしれぬ(ほつける、という言葉、わかりますかね?)。
※真剣に見ていけば行く程時間がかかって作業が進まない。しかし適当に見ていると気がつかないことも見えてくるので、あと数回、「お願いして」見せて頂かなくちゃならなさそう。
※しかも締め切りは2月末日だった。まあ、決算前に終わった方がいいか。
※帰るコールをしようとして携帯電話のバッテリーが死んでしまっていることに気づく。この夏に替えたばかりなのに。
※しかも今週、家の電話も故障→購入したばかりなのに。何かの祟りだろうか。
タグ:資料 履物
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