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落款が過ぎる(変換ミスにあらず)

2月2日】「作家さま」結集
きょうのお買い物:各種落款を一気に集めたような織り名古屋帯。
         オークション品、6750円+送料640円。
※商品タイトルは「古銭の帯」だったので、銭形平次ファンの私としては「どんなんかなー」と思って画像を見てみたら、落款を織りだしたものだった。丸い落款が古銭に見えたらしい。で、この柄を考えついた人はどういう思いだったのか考えてしまった。
1,落款が入っている「作家もの」を、ありがたがって高額で買う人が多いことに対して、憤りを覚える無名の職人さんが、「そんなに落款がありがたいなら、いっぺんに沢山織りだしてやるぞ、これでどや!」という挑戦的な発想。
2,落款そのものにいろいろなデザインがあって、これをいっぱい集めたらデザインとして楽しいかなーという発想。
3,みんなが落款が好きみたいなので、沢山織りだしたら喜んでもらえるかなーという、ちょっと的はずれなサービス精神。
※私は画像を見た瞬間、「1」だと思って、皮肉満載なんだと感じて、気がついたらクリックしていたのだった。他にも入札者がいて、その方々はいったい何を感じて入札したのだろうか。聞いてみたいものである。落款がいっぱい入っているから高級そう!と思ったわけではあるまい。季節がないから便利、というのもありそう。
※入札中から、もはや妄想は始まっていた。「これ、松井●々なの」「羽田●喜男なの」とおっしゃる「作家もの・落款自慢」の奥様方に混じって、「皆さん、落款一つしかないの?私のは落款だらけよー。」と言い放つイメージ。落款にこだわる行為そのものが陳腐化していくような、自らのよりどころである落款をおもちゃにされちゃって、鼻の穴がふくらんでしまう奥様の像などが浮かんでは消える。
※まあ、そういう奥様方と交わる機会はないと思われるが。
※私は手持ちのもののお手入れにお金がかかるので、もう買わない!とココロに「淡く」誓っていたのだったが(強く誓っていなかったあたりが、甘いな)、ちょっと笑えるものがあると「みずからの衝動を意識している衝動」でもって、クリック(だけでなく金額も入力)してしまう。
※作家さまが複数同居しているありがたい名古屋帯、「落款が過ぎる帯」と命名された。浪費が過ぎる私によって。
タグ:買い物

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