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相撲とモル

【8月13日】
※夫は姫路にお墓参り。私は仙骨にヒビが入っているのでお留守番。長時間電車に乗る自信がない。なんだか、とっても役に立たない状態で気持ちが沈む。

※たまたま「わんぱく大相撲大会」をNHK教育で見る。全国5万5千人の中から勝ち抜いた各県代表(3人ずつ)が、続々、両国国技館に集まってくる。なんだか暑苦しい団体ではある。120kg超の小学生とか、もう出来上がっている子もいる。

※保護者とは離れて、2,3の小学生グループが一つの相撲部屋に宿泊させてもらえる。羨ましい。放送では時津風部屋でちゃんこをごちそうになり、幕内力士に稽古もつけてもらっているところを見た。羨ましい。

※4/5/6年生各学年ごとに横綱が決まるのだが、体が大きければ強いというものでもなくて、そっぷ型の華奢な子が大きな子を投げ飛ばして優勝し、思わず拍手。昨年の優勝者は今年、土俵入りができるのだが、その指導はなんと武蔵丸にしてもらえるのだ。羨ましい。取り組みは当然国技館の本土俵。羨ましい。

※全国で5万5千人も、ほとんど裸で土にまみれて相撲の稽古をしているのかと思うと胸が熱くなる。投げられたら痛いし、けがもするし、そういう「痛み」がわかる子が一人でも多ければ、無惨な凄惨な殺傷事件も少しは減るのではないか、相手を投げ飛ばしたら気持ちいいし、そのカタルシスを実感できる子が一人でも多ければ、陰湿ないじめやら嫌がらせやらが、少しは減るのではないかと、単純に考えたのである。

※でもたぶん、体の大きい子は、クラスでは「○○ブー」とかいうニックネームで呼ばれてるんだろうなあ。それも傷つくのよねえ。私の場合は、加齢と共に自動的に相撲向き体型が定着したので、今では相撲が好きだと言えるが、一応スタイルを気にしていた頃には、もし「関取」と呼ばれたら辛かっただろう。今ならすかさず「どすこい」と答えられるが・・・。


※その次の番組は「高校化学講座」。「最初にモルで引っかかって化学嫌いになる人が多いけれど、この番組では丁寧に解説します!」といううたい文句につられて、モルの勉強をする。おっしゃるとおり、私は「モル」でつまずいて化学の成績はさっぱりでした。

※いやー、本当に丁寧な説明で、今ならわかる(気がした)。とにかく原子周期表を覚えないと話にならないということも(当時もいわれていたように思うが)、今になってよくわかった。高校生の時って、いかに勉強をしないですますかに執心していて、素直な心で努力していなかったなあ。知ろうとする意欲がなかったんだと思う。この年になると、自分のバカさ加減が認識できて、なんとか理解しようとする態度だけは身について、そのせいか、昔よりはわかるようになった。勉強しないといけないこと、もう一回教えてもらったらわかるかもしれないことが増えてきたのは喜ばしいことだ。

※今日は「わんぱく大相撲」を見て泣いて、モルの説明を聞いて納得し、なんでケガなんかしちゃったんだろうとくよくよし、心が定まらない一日だった。
タグ:相撲

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