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予定外の外出

10月29日】お買い物など@ミナミ

きょうの着物:青紫紋綸子に赤紫小紋、その上に「目つきの悪い鳩乱舞」。
       オークション品、記録が見つからず価格不明、たぶん5000円前後。
きょうの帯:クリーム色地赤い鳩の織り名古屋帯。4年以上前のオークション品、
      2500円くらいだったか。
きょうの半衿:生成、地紋矢羽根に金糸入り。いただき物。
きょうの長襦袢:赤地に鶴乱舞。古着屋で5800円。
きょうの帯揚げ:黄緑から薄茶へのグラデーション。いただき物。
きょうの帯締め:黄緑矢羽根、いただき物。
きょうの足袋:薄緑無地、2200円くらい。
きょうの下駄:桐白木後丸に赤青プリント鼻緒。
きょうのバッグ:葡萄茶レーヨン復刻くす玉プリント手提げ、
        呉服屋半額セールで6400円。
きょうの秘密兵器:腕カバー。生協ムトウの通販で発見。
         薄地で、この時期の体温調節にちょうどいい。
         しかも腕時計が見られるスリット入り。

※話せば長くなるのだが、我が家はパナソニックのノートパソコンの「トラックボール」のファンである。マウスなしでくるくるカーソルが動いてくれる、誠に使い勝手の良いもの。しかし薄型が主流となる中で、トラックボールの製品は2002年くらいで製造が終わってしまった。今使っているのも中古で見つけたものだが、先日ブルーバックが表示され、作動も怪しくなってきて、そろそろご臨終の日も想定しておかなければならなくなった。オークションで、最後のトラックボール製品の出品があり、落札しておかなければ二度と手に入らないかもということで(厳しい経済状況ながら)、落札したのが本日届いた。今度は、この機械のための増設メモリも急いで入手しなければならなくなった。これも、そろそろ製造中止になってしまうのだ。

※こういうことになると俄然、夫が生き生きと動き出し、メモリの品番を調べ、電器屋に在庫の確認をしてくれる。マニアって、ありがたい、のかな?結局、メーカーからの取り寄せになるということで、それを申し込みに行こう!とPCマニアのキラキラした目で言うので、出かけるつもりのなかった私は、勢いに押されてあわてて外出の用意を始める。朝から雨が降っていたので、今日は家であれこれしようと思っていたのだが。

※なんの準備もしていなかったので、洋服で行こうと思ったが、何を着ていっていいのかわからなくなる。電器屋なんだからジーパンでいいや、と思っていたら、着物着たら?と言われ、これまた用意していなかったので大あわて。迷っている間もないので、3年越しくらいで企画が眠っていた「全身鳩」を決行。帯はずいぶん前に入手したものだが、生地のスレなどのダメージが気になって、なかなか着用できずにいた。着物の方は今年になってから入手したものだが、どちらも目つきの悪い鳩で、平和のシンボルとはとても思えない組合せである。

※そんなこんなでお昼を食べそこね、出先で軽食を取ることに。今朝の朝日新聞で紹介されていたなめらかプリンのPastelという店に入る。ここはいつも若い娘さんが列を作っていて、なんか自分とは全然関係ない店だと思っていたのだが、メニューを見て、ああ、今朝読んだ店はここか、とつながって、入ってみることに。「なめらかプリン」は、夫曰く「くせになる味」。あとで発見したのだが、シリーズで「イチゴミルク」もあって、ものすごくおいしそうだ。300円もするが。これは手みやげにして間違いない味だと思う。ただ、お店で注文してもカップのまま出てくるのは情けない。せめてカラメルがてっぺんになるよう、お皿の上に出して欲しい・・・が、お持ち帰りと値段が一緒だから仕方ないのかな。

※電器屋でメモリを注文して、デジカメコーナーを冷やかす。店員さんが親切に説明してくれて、おもしろかった。夫が欲しいなーと思っているのはボイスレコーダー機能がついているというのだが、ボイスレコーダーなんか実際、使うか?と問うと、「うーむ」と唸る。使わんと思うけどなー。

※先日夫が北千里の本屋でキモノ本の新刊が平積みされているのを見かけたと言い張るのだが、そのようなものはアマゾンにも出ておらず、確認のためジュンク堂へ。どこ探してもない。夢で見たのじゃないのか(ニャロメの帯みたいに)と言うとムキになって否定するので、北千里の本屋に電話して確認するということで一応おさまる。私も最近ボケが進行しているせいか、夢か現実かよくわからなくなることもあって(大丈夫か?)、夫が暴漢から襲われているときに、私が内掛けで倒すという映像をしっかり覚えているのだが、それが夢でみたのか、自分の想像したものなのか、わからなくなってしまっている。夫も白昼夢をみたのではないのかと思うが、もしそうなら若年性ボケ夫婦である。困った。

※ジュンク堂は危険である。が、たまたまプレゼントキャンペーン中で、お買い上げ1000円ごとに1枚栞をくれて、それがトランプになっていて、ワンペアができるかエースが出るかすれば、粗品進呈とのこと。こういうのは運がないので無理だろうと思いつつ確認するとワンペアできていてジュンク堂オリジナルバッグをもらった。普段でもたくさん買って重いとき、不織布の手提げに入れてくれたり、1万円以上買ったらナイロン・ジャカードの手提げに入れてくれたが、今回のは薄くクッション素材が入っていて内ポケット付きで、しかもこれまでになかった横型で、たいへん使いでのある良いものだ。ひょっとしたら、横幅が反物の長さかもしれない。となると、悉皆屋さんから洗い張りを持って帰って来るのにちょうどいい。なんか、ものすごく嬉しい。

※そうそう、しかももっと嬉しいことに、お友達の初の単著が並んでいたのだ。
冷たいおいしさの誕生―日本冷蔵庫100年。印税の一部にでもなればと購入したのだが、これのおかげでワンペアできたようなものだ。必ずおもしろいと思うので、ぜひ買ってください。

※今日はまたもや初心貫徹の「派手でお馬鹿な着物を着よう」(こんな初心だったかな?)を踏襲したが、そんな心持ちで着ている私に向かって「キレイ・・・」とおっしゃってくださった若い店員さんがいて、ビックリしたのと同時に、たいへん申し訳ない気になった。世間の皆様はもっと真面目に、ふざけずに、お金も頭も使って着ていらっしゃるので、私がそういう風に言ってもらっては、まともな人々に申し訳ないのである。全身目つきの悪い鳩で覆ったらどうなるんだろー、という程度の
人に、そういうことを言ってはいけないのである、という長い説明もその場ではできず、「いえ、そんな・・・。・・・ありがとうございます」(この「・・・」の中に上記の説明が含まれている)とはいったものの、なんだか複雑な気持ちになったのであった。

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