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百貨店のランク付け~大正編

【10月13日】呉服売り場&悉皆屋@近所~古本屋めぐり@千日前~難波
きょうの着物:正体不明のお召し(?)・焦げ茶に芥子・緑・臙脂の細かい格子・
       遠目には鳶八丈・しぼが少なく柔らかい。しかも薄手。
       誰にきいても生地の名前がわからない。
       古着屋で3000円くらいか。
きょうの帯:壁縮緬・黄色地に緑・白・オレンジ色で
      アマリリスのような洋花と唐草・一部刺繍
      オークションで帯皮4800円で落札、すり切れ・生地の傷みを
      古い八掛地で裏から補強。刺繍もほどけているのを手直し。
      長さも短かったので、裏に回る部分を切って途中でつないだ。
      裏地は近所のお姉さんからもらった更紗縮緬の着物のハギレ。
      帯芯700円、仕立て代6000円。
      苦労しましたが、今日ようやくデビュウさせることができました。
きょうの帯揚げ:派手な黄緑からベージュストライプ。いただき物。
きょうの半襟:薄小豆と薄紫の間の色にナデシコのプリント、ポリ・980円。
きょうの帯締め:紫無地平組細め。いただき物。
きょうの帯飾り:勾玉レプリカ。弥生博物館のミュージアムショップで
        4年ほど前に買ったペンダントを流用。
        当時「ガメラ」の映画の中で藤谷文子が勾玉を持っていて、
        ガメラが接近すると点滅するので、私もガメラに備えて
        購入した。まだ点滅したことはない。
※近所の月賦デパートで、「お一人様1枚に限り丸洗い何でも千円」というサービス目当てに、お友達と行って来ました。お友達二人分のを依頼して、あとは展示物を見るだけでしたが、「雷神図」の袋帯を発見。「風神図」を持っているので欲しいのですが、48万円也。ははは。黄色地に黒の矢絣を織りだし、お太鼓の右下に小さくインド人女性の正面顔を織りだした八寸帯もあり、素敵でした。でも値段が98万で(インド人もびっくり)、素敵ではありませんでした。博多の半幅帯も、チロリアンテープ風、ヨーロッパのアンティーク壁紙風など、新鮮なものが出ていましたが、5万8千円也。絶対買えない。完全に冷やかしだけで帰ってきました。全身足しても5万円に達しない私の装いとはかけ離れた世界でした・・・。というか、かつてその世界に貢いで、もう振る袖がないというべきでしょう。その後悉皆屋さんに行って、苦労をかけてようやく出来た帯の着用姿を見せて、お友達が洗い張りを依頼して、それからお別れし、夫と古本屋へ。間違って買ってしまった、でっかい綺麗な本を売りに行きました。定価は3万2000円なのですが(もちろんその値段では買っていません)、査定の結果は水曜日に判明。その後他の古本屋さん、4軒くらい回りました。欲しかったのが大正時代の図案集、でも1枚3千円したので(5種類もあった)、かけ算するととても買えない値段だったのであきらめました。古本屋では「日本の女装 きもの編」を発見、てっきり男性が女装するための本だと思っていたのですが、単に女性の衣裳のことでした。ある店では7千円くらいで売っていたこともあったのに、2千円だったのでうれしかったです。「明治・大正暮らしの物語」下巻(kkベストセラーズ・昭和54年)は500円。デパートの項を少し引用。「ふだんは呉服屋がなにかとまわってきたから事足りていて、デパートにはめったに行けなかったので)中には小紋の紋付きに丸帯の盛装で出かける人もあった。」「呉服もんは高島屋が上等で『ぜいたくやなあ』といわれていた。大丸はんは少し安物で、藤井大丸なら『ああ、田舎もんや』などといわれたりしたのも大正の頃だった。」当時のランク付けはこうだったのですね・・・。細雪の姉妹はどうも高島屋っぽいですね。
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