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上達しない理由

【2月23日】和裁教室@上六
きょうの課題:1,2月10日に着用したピンク銘仙羽織、
       実は羽織紐を付ける際に「乳」を破壊してしまっていた。
       とっても小さい穴に作ってあって、ふっとい古い羽織紐を
       通すには物理的に無理があったのにもかかわらず強行突破を試み、
       あえなく玉砕。仕方がないので、裏に安全ピンで羽織紐を付けて
       出かけたのだった。
       2,依然として袖のついていない源氏車羽織の衿先縫い直し。
       先生方は衿先を見るなり「下駄はいてる~」と大笑いされ、
       「これは直さなくては」とおっしゃるのだが、素人としては
       いったい何がどこがそんなにおかしいのかすらわからない。
       説明によると、裾線からなだらかに衿先までラインがつながるのが
       正しい仕上がりらしいのだが、この羽織の場合、明らかな段差が
       ついているのが問題なのだそうだ。なぜそんな仕立て方に
       なっているのかは、ほどいてみてわかった。前落としをしないで、
       キモノ裁ちのままあまりの生地を縫い込んであるために、
       生地が重なりごろごろするのを避けようとして縫ったら
       結果として段差がついてしまった、らしい。
きょうの作業:1,「乳」裏を少しほどき、はずす。新しく作るために
       袖底から生地を切り取る。
       乳2本作るのだが、私は部分的にかがっただけ。
       結局先生が付けてくださったあと、くけただけ。
       2,衿先をほどいて先生・生徒さんがその仕組みに歓声を上げ、
       すっかり教材として注目され、結局先生が手直ししてくださって、
       私は最後をくけただけ。
きょうの成果:ピンク銘仙羽織は着用可能に。源氏車羽織は
       未だ袖がついていないが衿先がきれいになった。
きょうの反省:振り返ってみれば、ほとんど先生が縫ってくださって、
       私は何にもしていない。親切にしてくださって、
       こんなにありがたいことはないのだが、上達はしないわなぁ、
       これじゃ。甘えすぎてしまっている・・・。

※NHKの市田ひろみ先生のアンティーク着物の「おしゃれ工房」、古いものならこれまで言ってきた「きっちりした着物の着方」は無視してもよろしい的な発言が先生に不評で、私も番組は見ていないがテキストで「アンティーク着物の袖丈は長さがまちまちで、長襦袢に合わないことが多いので、長襦袢を省略してしまいましょう」みたいなことが書いてあったのでビックリ、あんまりにもだらしないんじゃないかと不愉快に思っていた。この世には「小うるさいおばさん」というのは必要なのだ。若い人に迎合するようなことは市田ひろみが言わなくても他の誰かが言うのだから言う必要はない。と力説すると先生曰く「選挙にでも出る気かしら」。うーん、若年層の票獲得の布石か?深読みすぎるとは思うが。
 いつも帰りに駅のコーヒーショップで生徒さんと先生と珈琲を10分ほどで飲んで帰るのだが、Nさん曰く「昨日、財布に13000円入っていたのに、今朝見ると1000円しかなかった、昨日たくさんお金を使った」という話になって、いったい何に使ったのかと問われ「まず犬のエサ3袋、3400円くらい、夜は宅配ピザを取って3400円くらい使った」とのこと。人間の夕食の値段と犬のエサと同じ値段っていうのが何だかな、と皆で苦笑。
タグ:お手入れ
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