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平野郷へGO!

10月16日
きょうの着物:白地に黒の水玉・通称「101匹ワンちゃんお召し」。
       貸衣裳処分市で7000円。
きょうの帯:黒地に鶏頭・通称「溶岩流」織り名古屋帯。古着屋で5000円。
きょうの半衿:金茶ポリ復刻プリント・問屋閉店セールで500円。
きょうの長襦袢:サーモンピンク錦紗に牡丹の染め、母の羽織だったもの。
きょうの帯揚げ:鬱金色綸子・百貨店で1000円。
きょうの帯締め:黄緑。いただき物。
きょうの足袋:自作染め塗り足袋。
きょうの履物:将棋。
きょうのバッグ:黄色に刺繍のフェア・トレードもの手提げ。

※いい季候だ。暑からず寒からず、風も吹き。今季初、ちゃんとした長襦袢着用。先日の野田阪神に続いて、今回は平野の商店街に行くことにする。以前、「素養」と「教養」の違いについて書いたが、私に素養のあることってなんだろう?と考えたとき、歌謡曲と商店街については詳しいというか、馴染みがあるから、楽しみ方は知っているはずだと思い、死につつある商店街を今のうちに回っておこうと考えたりもしたのである。

※それ以外に、ここでは平野・町ぐるみ博物館 という、住民主体の町おこしをしている。同じ大学院だった男の子が10年前くらいから関わっていて、失われつつある町の音を採集して聴かせるシステムを「平野の音博物館」と名付けて提供している。その縁もありながら、これまで行ったときには素通りしていて、今回ようやくしっかり楽しんだ。

※平野の商店街もシャッターが降りた店が目立ち、寂しい限りだ。しかし、そういうところだからこそ、ちょっとおもしろいものが見られる。店主のセンスやキャラクターのようなものがにじみ出ているのだ。今のショッピングセンターなどでは「ドトール」「サンマルク」「宮本むなし」「ダイソー」「マクドナルド」などが並び、個人の店が少ないため、そういう個性が見られず、どこへ行っても同じ町のようだ。この傾向は、これからますます強くなるだろう。

※町おこしの中心となっている「全興寺」の境内にはパチンコがある。どこへ行ってもパチンコがあると、私は必死でそればっかりしているが、パチンコ屋へは行かない。無料~300円までで楽しめるのが好きなのである。射幸心でお金を儲けたいと思ってするのではなく、単純に球を弾いて、穴に入るのを見るのが好きなのだ。

※穴に入るといえば、今回穴に頭を突っ込んだ。写真を見て我ながらバカじゃないかと思ったが、地獄の釜の音が聞けるというのだから、必死である。このお寺には水琴窟があったり、エンターティンメント満載。子どもも若い兄ちゃんも来ていた。これがお寺のあるべき姿かもしれない。

※地下鉄谷町線平野駅に行く途中で、果物屋のタイムサービスにぶち当たり、巨峰一房100円だというので買おうとするが、おじさん二人が前に立ちはだかる。おじさんは、房の大きそうなのを選っているので、なかなか台の前から離れないのだ。おじさんの脇の下から夫が一房、滑らせるようにして取って、ようやく買う。こんなところまで来て巨峰を買うとはおもわなんだ。

※谷町線で「谷九」に出て、上六の「南海飯店」にでも行こうかと歩く。途中レストラン意地パリというレストランを発見する。名称は変だが、他の人のブログなどによると安くておいしい店らしい。日曜休みなので残念。結局、南海飯店にたどり着くまでに「百楽」の見本で1500円と1000円の定食を発見し、これはお得かも、と百楽に入ってしまった。夫は以前から南海飯店に入ってみたいのだが、またチャンスを逸してしまう。縁のない店というのはいつまでたっても到達できないものだなあ。

※「死につつある商店街めぐり」も、私のライフワークの一つになるかもしれぬ。

※そうそう、101匹ワンちゃんお召しはかなーり久々に着たのだが、寸法が大きいことに今頃気がついた。裄は長いし後身頃も広く、背中心が右の方に寄ってしまった。そんなこんなでも着られるのが着物のメリットではあるが、あんまりにも大きいと、いかにも借り着か古着に見えちゃいますね。寸法は大事だ。
タグ:御召

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