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いいこともわるいことも

【11月19日】

※日記も滞っていたここ数日、何があったかというと、階段状に気温が上下するのに振り回され、ストーブを出したり灯油を持ってきてもらったり、クリーニング屋さんのセールにあわせて突撃したり、まあ、日常茶飯事に追われていた。加えて、階下の住戸の内装工事が始まりどんどんがんがん響きはじめ、それに合わせたかのように外側の足場解体工事も始まりガシャガシャ響き、騒音の合奏となった。逃げ出したいのだが、灯油の配達も待っていて逃げられず、次第に頭痛がひどくなり少し寝込む。

※その前に、グラチャンバレーが先週から始まっていて、女子が期待以下の結果に終わり意気消沈していたりして、とにかくなんだかぱっとしない数日だった。・・・が、昨日、男子チームがポーランドを破り、まさか勝つとは思わなかったので、うれしいというよりもビックリした。

※ちょっと低空飛行の日々で本もちゃんと読めず、これはイカンと思っていて、買ってあったNHK趣味悠々(http://www.nhk.or.jp/syumiyuuyuu/manga.html)楳図かずおの 今からでも描ける!4コマ漫画入門 のテキストをぱらぱらめくる。それを読んでいて、そうだ、私は楳図ファンだといいながら「14歳」を読んでいないということを思い出し、もし自分の身に何かあったら、絶対心残りになるだろうから、読んでおかねばならぬと思いつき、ヤフオクで20巻一気買いする。それが届いて、一気読みする。ああすっとした。途中、「ギャッ」とか「ひゃあ」とか声を上げながら、それでも笑ってしまいながら読了。 

※本当に楳図かずおはおかしな人である。階段の一段目と二段目の高さが違うような、半音ずれたピアノみたいな、常識的でありながら微妙に変なのだ。俳句でいうと形式通りの句じゃない「破格」っていうか、常道ではない感じだ。しかし、最初は形式を踏まえていて、その後徐々に型破りになっていったというのではなく、いきなり最初から破格で始まっている感じがする。つまりはある意味、天才なんだろうと思う。

※それなのに趣味悠々という番組は、最初から型から外れている人に「入門講座」をさせているのだ。テキストの内容も、楳図先生の指導と、そのお手本となる作品の間に乖離があり、ほほう、本人はそういうつもりで描いていたのか、結果的に全然違うものになっているぞ、というのを再認識させるものとなっている。というか、楳図先生の4コマ漫画ってオチがないというか、オチがよくわからないというか、なんだか寒い感じがするのだ。独特の味で、クスッと笑うというようなものではなく、なんかへーんな気分にさせられるもので、それは普通の人が学ぼうと思っても学べないものだろうし、そもそも、本人にそういうものを描いているという自覚すらないようである。天才ゆえであろうか。この人に入門講座の講師をさせようと思いついた人は、その「へーんな感じ」を感じなかったのだろうか。

※漫画一気読みで弾みがついて、[今日は人間は考えても無駄である ツチヤの変客万来](http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2764881)を読了。声を立てて笑ってしまう内容だ。対談集だが、やっぱり変な人の友人は変な人たちなんだ、というか土屋教授と会話が成立する人たちって、相当の強者だなと、そういう人もいるんだなあと、変な感心の仕方をした。

※階下の工事は年末年始も続き、騒音はまぬがれ得ないが、補修工事の足場は本日解体され、9月半ば以来、久しぶりに障害物のない空を見た。ああ、なんと苦しい日々だったことか。洗濯を自由にできないことがこんなにも苦痛なことだったとは、思いもよらなんだ。普通に暮らせることのありがたみがよくわかった。

※今後、騒音でストレスがたまることは容易に想像できるが、好きなときに洗濯できるようになっただけでも事態は改善されたと思うべきなんだろう。そしてこのまま男子バレーチームが勝ち続けてくれれば、もっと気分が上向きになってきそうだと少し期待している。
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