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塔を建てる

12月21日】クレイジーケンバンド・ディナーショー
@リーガロイヤルホテル光琳の間
きょうの着物:岡本太郎デザイン振袖「苦悩とともにある歓喜」を、
       袖丈1尺5寸にして訪問着化したもの。表地ネットオークションで
       7万7千円(!)だったか。胴裏3000円以下、
       お仕立て代1万円ポッキリ、計90000円以内。
       今年4月8日に仕立て上がったもの。
きょうの帯:太陽の塔見学会に締めた「岡本太郎風バラの綴れ風八寸」。
      去年の11月29日に着用。絵のタッチが似ているので、
      着物の格との釣り合いがどうかな?とも思ったが、
      和裁教室の皆さんの賛同も得て、決定。貸衣裳処分市で9800円。
きょうのコート:大島リバーシブル道中着。呉服屋奴隷時代の物。
        いったいいくらだったのか、思い出したくない。     
きょうの長襦袢:白×ピンクぼかしにコマの染め。古着屋で3800円。
きょうの半衿:正絹白塩瀬にびっしり松の刺繍。オークション品,9800円。
きょうの足袋:新品白ストレッチ足袋、生協で2足2680円。
きょうのバッグ:シルバー系ビーズ。通販で3900円。
きょうの帯締め:水色と白と金のフォーマル系平組。近所のデパートで1000円。
きょうの帯揚げ:薄紫と薄黄色のぼかし、立涌と草花地紋綸子、同上。
きょうの履物:一昨年の正月用よそいき。低めのこっぽり型台側面黒漆、
       畳表台に朱赤に菊の刺繍鼻緒。
きょうの髪型:太陽の塔。
きょうの髪飾り:太陽の塔。

※ずいぶん前にチケットを取ってもらったディナーショウ。今年の最も高価なお出かけ(28000円だったか)である。これまで「虎の帯」「龍の帯」で「タイガー&ドラゴン」を完成させ、次のネタをどうしようかと思っていたのだが、「70年代の象徴」としての「太陽の塔」を彷彿させる訪問着を着ることにした。まあ、こういう機会でないと、なかなか気軽に着られるものでもないし。いつもと違って「よそ行き」なので美容院で髪を結ってもらうことにする。予約の際に「着物を着るんですけど、それが『太陽の塔』なんです。で、頭を『塔』にしてもらうか、タイの寺院風黒柳徹子アタマか、どっちかがいいかと思うのですが」と申し込むと、電話の向こうで笑いを押し殺す様子が感じられた。
※この着物は、単なる私物ではなく、日本の文化の遺産だと考えているので、私一人しか着られないのではもったいないと思い、着丈4尺3寸に仕立ててもらった。165cmくらいの方でも着られるので、いつでもお貸しします。ところが、長めに仕立てたのが仇となって、着るのは一苦労であった。
※美容院に到着すると、美容師はすっかり「工作モード」に入っており、毛たぼを塔状に積み上げている。唯一の客だったので4人がかりで塔作りに取りかかる。若い見習美容師Aは「太陽の塔」そのものを見たことがなく、それよりも年上のBは「エーと、太郎ですよね、山本?あ、木村太郎!」とトンチンカン。だんだん高い塔が頭頂部に形作られ、いくらなんでも高すぎるよ、と最初の目論見よりは低くしてもらったのだが、結果として異常な高さとなった。
※とても電車に乗れないのでタクシーを拾う。ホテルに着いたらドアボーイが荷物を持ってクロークまでエスコートしてくれたが、どうも「この女、放火したり人を刺すんじゃないか」と警戒したためではないかと思う。
※会場で友人・知人と出会う。「笑ってもらう」ことを目的にした装いであったので、笑っていただけたのはいいのだが、私自身が「ちょっと退いてしまった」部分があったので、充足感はイマイチ。

※席は最後列真ん中。おそらく舞台からも、この塔は見えたのではないかと思う。
※年々、チケット代が高くなり、お客をふるいにかけているのかと思うのだが、結果として意外と若年層が多く、またマナーも悪くなってしまっていた。ライブと同じノリで真ん中で立って踊り出す輩がおり、興ざめ。踊りたい人は最初からわきまえて、ドア付近まで下がって踊っているのだが、それが目に入らないらしい。
※剣さんが後の席に来てくれたときも、恐ろしい勢いで人々が詰めかけ、命の危険を感じるような状況で、とても席の間を回って下さるような状況ではなく、逃げて帰ってしまわれた。私は握手してもらおうと手を伸ばし、手に触れたのだが、今となっては誰の手に触ったのか不明だ。
※もう、こんな高い催しにはとても参加できないので、今年が最後になると思うが、価格が上がるイコール客層も上がる、というわけではないので、今後どう荒れていくのか、不安だ。老婆心だが。

きょうのオススメ:ライブなど、手荷物が少ない方がいい場面で有効だったのが
         「帯の間に挟む札入れ・カード入れ」(2001年5月5日に
          三越で購入した印伝のもの)と、
         「小さながま口」(硬貨15枚程度しか入らないもの)。
          パーティバッグにはホントにものが入らないので
          重宝しました。
きょうのお土産:ロイヤルバスに乗って帰ったら、下車後、隣に座っていた友人が
       「忘れ物じゃない?」と持って降りてきた「念仏機」。
        家に帰って電池を入れてみたら、念仏を唱える機械で、
        その念仏が妙にポップでリズミカル。ボタン一つで
        カラオケ(?)に切り替わる。台湾製のようだ。
        いったい誰がこのようなものをロイヤルバスに置き忘れたのか。
        また本体が黄色にとんでもないピンクの蓮の花で、
        私の好きな色合いである。
きょうのお尋ね:先日着用したお召しの花の名前が知りたくなり、
        今日の画像倉庫にアップしました。お名前がおわかりの方、
        どうぞご教示下さいませ。
タグ:岡本太郎

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