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買い初め~今頃になって~ブームのさなかに撤退とは

1月8日】お買い物におつきあい、のはずが。@日本橋
きょうの着物:青紫紋縮緬竹笹地紋で笹だけ地紋おこし、古着屋で3000円。
きょうの帯:アイボリ縮緬地鶏の染め。オークション品、7000円くらいだったか。
きょうの長襦袢:赤に瓢箪。4500円。
きょうの帯締め:オレンジに近い朱の正絹鹿の子・ふっとい丸ぐけ。
        新品・2500円。
きょうの帯揚げ:金茶・綸子。値段がもうわからない。5年程前のもの。
きょうの半衿:紺地にカラフルプリント・ポリ、400円。
きょうのコート:臙脂お召し地に金糸銀糸縫い取りに切りビロードで松。
        古着屋で3500円。
きょうの髪型:右寄せ一本三つ編み。
きょうの足袋:臙脂ポリ無地裏地は綿メリヤス・福助、2300円くらいだったか。
きょうの履物:もらい物長襦袢を洗い張りして帯にした残りぎれで
       鼻緒を作って3600円、黒漆低めこっぽり台4300円、税込み計8180円
きょうのバッグ:ラム革ベージュハンドバッグ。百貨店催事場で5000円。
きょうの防災対策:地下足袋をバッグの中に。
きょうの防寒対策:腕カバー、絹のパッチ、マツコン襟巻き。
きょうの静電気対策:エレカットという名の静電気防止カードを帯板ポケットに
          忍ばせ、さらに放電ブレスレットも併用。効果あり。
※「買い初め」のお友達におつきあいすることになり、新年らしい、めでたいものを着ていこうと「松竹梅」計画を練るが、なぜか適切な「梅の帯」がない。着物を梅にすると「竹の帯」がない。あきらめて帯を「鶏」にすることで妥協。
※精力的に履物屋や古着屋を回る。まず最初の履物屋であれこれ欲しくなるが、ここで散財してはあとが持たないと自戒。ところが、「ちょっと傷物台」が発見され、2500円でいいというので買ってしまう。鼻緒が決まっていないので預けたっきり。その次の2軒の古着屋さんでは、新古品が多く、きれいで寸法も大きいが私には高いものばかりなので、財布を開くこともなく無事通過。文楽を見に行くお友達と別れてからが問題であった。先月暴走して生活費を使い込んだ店で、またもやあれこれ発見し、二の舞を演じる。ただし、先月の反省で、いくつかの候補をかなりふるい落とすことだけは出来た。多少の学習効果はあったようだ。

※きょうのお買い物:「卍」の着物,3990円。孔雀の羽名古屋帯9500円。
          伊勢崎大島だと思われる上等の銘仙3500円。
          
※伊勢崎大島だろうというのは私の勝手な推測なのだが、一回だけ別の古着屋でその名称で売られていて、どういうものか尋ねてみたら「銘仙の機で、銘仙よりも上等の糸で織った平織り」という説明だった。銘仙のような玉虫感はないが、大島のような深みがやや感じられる。玉糸ではないせいか?その後、銘仙に詳しいお友達によっても、産地の資料館の片隅に「○○大島」という展示物(○○には銘仙産地の名称がはいる)があったという証言を得る。古着屋やオークションで見かける「紬にしては薄手」「銘仙にしてはしっかりしている」「柄が飛び柄の大島風」というものは銘仙産地の「○○大島」の可能性がある。
※「卍」の着物は上前に小さなシミがある。残念だが、見た瞬間に「谷崎!」と思い、もう頭の中は「谷崎コーディネイト」でいっぱいになり買ってしまう。やはり「春琴抄」を思わせる「白に深紅」みたいな帯か?「鍵」系「のぞき穴帯」(いったいどんなのだか、私にも想像がつかないが)お下劣ですが「細雪」系「下痢帯」(細雪から即、下痢を思い出すって屈折してると思うが)など、あれこれ妄想が走り回る。が、よく考えてみれば寺社マークである(ハーケンクロイツでないことは確認した)。河内山宗俊系・空海系・道元系でも良さそうだ・・・と書きつつ、具体的なイメージがわいているわけでは全然ないが。釣り鐘の柄の帯なんかも良さそうだ(あるのか?)。まさか木魚の柄の帯なんてないよな。
※全然関係ない話だが、大学生の頃、哲学科内だけの新聞「卍時報」というのを発行していた。その中の「アヴァンギャルドな相談室」というコーナーで「学生控え室の自販機で買う『キリンメロン』は、なぜ麦茶の味がするのでしょう」という質問に対し、愛媛県出身の回答者は「そんなものを買わずにポンジュースを飲みましょう」と答えていた。偉いぞ、愛県者?
※孔雀の羽の帯は塩瀬にものすごくきれいな水色をむら染めにし、羽を絞り染めで出してある。私にしては大人っぽく、高級そうな感じだ。これは前述の伊勢崎大島に合わせてもいいが、薔薇の織り柄の紬に合わせて「薔薇と孔雀」という「戦前のゴージャス」という感じもいいかも。
※妄想は果てしなく、散財も果てしなく。

※またもや
※お出かけのため、着替えていたら電話。もう10年も使っているエアコンに不具合が発覚したため、無償出張修理に来るという。この前は洗濯機、これはまだ新製品の部類だから理解できるが、10年も前の機種で今さら不具合が指摘されるとは、どうなっているのだろう。この電話のおかげで時間が押してしまう。
※不具合は室外機らしく、一瞬ほっとした(理由後述)のだが、修理後動作確認のため室内機を操作したいのだがいいか、とのことで焦る。約ひと部屋(私の部屋だが)、エアコンまでたどり着けない状況の部屋があるのだ(道中に本が積んであって、無計画に分け入ると雪崩)。正直に、その旨告白すると、リモコンが使えればいいです」とのこと。まあそれはいいとして、私の羞恥心というものが問題として残る。これを機会に片づけなければ。

※思い出して追記
きょうの閉店:近所のショッピングセンター内「きものの●まと」
※35年間、ショッピングセンター(以下SC)内にあったきものNCチェーンの店舗が、このたび閉店することになったというDMが届いた。わたしは同SC開店時から遊び場にしていたが、同店の存在を認識したのは3年半前である。また、一回も来店したことがない。それなのになぜDMが来るかといえば、私が奴隷化した呉服屋の店員が同店に転職した際に名簿を持ち出したらしい。(2001年10月29日の日記参照)
※同じNCの店舗が駅につながる商業施設にもあり、こんな近隣で2店舗も成り立つのかと不思議に思っていたが、ついに片方が撤退することとなった。
※「着物ブーム」といわれてから、店舗が減るという現象は、その店舗が「着物ブーム」の主流のニーズに対応出来ていなかったことの証なのではないか、というのは深読みだろうか。
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