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都会派~ドリプシ~判明~善は急げ/鉄は熱いうちに打て

【3月15日】
きょうの昭和歌謡:フランク永井
※なんか、突然「フランク永井」を聴かなければという妄執にとりつかれ、CD2枚聴く。声がソフトで聴きやすい。体が楽だ。聴いてから調べてみてわかったのだが、一般的にフランク永井→低音の魅力、と語られることが多いのだが、実際は声質としては高いのだそうだ。http://www.1101.com/fujin-ido/311index.html
※声は骨格に左右される要素が多く、えらが張っていて口腔内が広ければそれだけ共鳴するので、フランク永井の場合は低音というよりも「良く響く」という声質だったらしい。
※今回改めて聴いてみて、フランク永井って「都会派だったんだー」と再認識。「有楽町で逢いましょう」はあまりにも有名すぎて、やや陳腐な感さえあるが、「羽田発7時50分」「西銀座駅前」「東京午前三時」と並ぶと、ブランデーの香りがする。そして全く別の路線「公園の手品師」というタイトルには怪人二十面相を感じる。歌詞はぜんぜん江戸川乱歩じゃないんですけどね。
※この時代、同じ曲を別の歌手が歌っていることが多く、ザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」も入っている。全く違う味わいになって面白い(余談だが、ザ・ピーナッツの「手編みの靴下」は、園まりの「逢いたくて逢いたくて」の歌詞違いだ)。
※ここんとこ、なんか「今のうちに聴いておかなければ」と思うことが多く、古い歌ばかり、しかもかつてしっかり聴こうともしなかった歌手のを聴こうとする傾向にある。古賀政男メロディーにまで到達しつつある。
   

※マツケンサンバからドリプシの話。

※余談ついでに。世間を席巻している「マツケンサンバII」の作曲者、宮川彬良氏は宮川泰氏の息子さんであるが、宮川泰氏といえば「宇宙戦艦ヤマト」で有名である。が、しかしそれ以前にザ・ピーナッツ、園まりあたりの曲の作曲者である。さらに昔FMで土曜の昼下がり「コーセー化粧品歌謡ベストテン」という番組をやっていて、そのパートナーが「シリア・ポール」だった。そう、「世界ビックリアワー」で東京ぼん太と司会をしていた、あのシリア・ポールである。「世界ビックリアワー」といえば提供が毎日牛乳で、「毎日ドリプシ」という乳酸菌飲料の宣伝が有名だ、いや、有名ではないが、私の中では重要だ。CMによると、ソビエトに「ドリプシ」というところがあって、そこの人たちは乳酸菌飲料を飲んでいるから元気で長生きだというのだ。私はずっと、世界地図で「ドリプシ」を探し続けたが、30年かかっても見つけられずにいた(「探偵!ナイトスクープ」に依頼を送ったこともある。←ホント)。とここまで書いて検索したら、ドリプシは、コーカサス地方のグルジア国にある村の名前で、ここではヨーグルトがよく食べられ、長寿で知られています。 と、いとも簡単に書いてあるのを発見した。ホントか?毎日牛乳は、なんで世界地図にも載っていないような村の名前に行き着いたのだろうか。もうちょっとで直メールで質問を送ってしまうところだったが、おそらくこの質問は殺到しているのではないかという気もするし、ドリプシ命名に携わった人がもういない可能性もあるな。あと、きっとドリプシ村の人は日本の一部で「ドリプシ」という名が浸透蔓延しているとは夢にも思っていないだろう。いっぺん、ドリプシ村の人に毎日ドリプシを飲ませる、というドキュメンタリーを作ってもらいたいものだ。「マズイ!」とかいわれちゃったりして。
※ネットのおかげで、30年来の疑問が一部解けたが、なんか、あんなに長く悩んでいたのがバカみたいにも思える。

※きょうの判明:13日に着用した帯の柄の鳥の種類
※鳥の名前がわからないと、写真倉庫で「教えて」コールをしたら、さっそく<a href="http://www.tbs.co.jp/seibutsu/zukan/bird/htmls/bird_16.html">「ゴイサギ」</a>であるとお知らせいただき、すっきりしました。花も鳥も名前を全然知らなくて、無知をさらしておりますが、こうして一つ一つ覚えていけば、多少はましになることでしょう。ありがとうございました。

※キモノ日記のはずなのに、ドリプシの話なんか読まされちゃって、ご迷惑おかけしています。というわけで

きょうのお引き取り:葡萄色の紬の丸洗い。3000円

※先日、仕付け付で全然汚れていないのだが、匂いがひどかったのを、悉皆屋さんに泣きついて3000円にサービスしてもらったもの。サービス品だったせいか、たとう紙は新品じゃなかった。でもたとう紙に入れてもらえてだけで充分。なんならむき出しでも良かったくらいだ、オマケしてもらえるならば。
※この紬は「きものサロンごっこ」要員であるが、あったかそうな真綿紬。明日から春めいてくるという予報を聞いて、出遅れたかと焦る。来シーズン回しかなー。

※ここ数日、少しずつ合間に「着物類管理ノート」を作っている。うんざり。数が多すぎる。これを続けていれば、もう買うのがいやになると思うし、お手入れしなくちゃ、と思うので、購買意欲をそいで一石二鳥だが、ストレスはバッチリたまる。最初から作っておけば良かったのだが、今から6年くらい前って、デジカメは持っていなかったしPCの容量はしょぼかったし、画像をつけて管理するというにはハードが貧相だった。ここ1~2年のうちに着物を買い始めた人だったらいとも容易なことが、買いすぎた私にとっては地獄である。着物関連資料を作るなら、持ち駒があまり多くならないうちに始めることを、強くオススメいたしますです。
※タイトルは、かすってはいるが、的を射ていないような気がする。
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