肉体労働派女優～私はこれで成功しました
【３月３１日】編集会議＠博物館
きょうの着物：ダークブルーしゃりしゃり地漆・ラメ糸縦縞と十字
縫い取りお召し、委託古着屋で5250円。
ところどころ色ヤケ・シミあり。
きょうの帯：茶色繻子地に軍配刺繍帯。たれ先に桜の刺繍があるので、
今のうちに着ておこうと登板決定。
きょうの羽織：葡萄茶松地紋錦紗に花丸に菊の横顔？古着屋で2800円。
きょうの帯揚げ：薄黄色綸子ぼかし、1000円。
きょうの帯締め：サーモンピンクとアイスブルー平組、いただき物。
きょうの長襦袢：オレンジ色錦紗にホタルブクロのような幻想花絵羽。
いただき物の仕立て替え。
きょうの半衿：ポリボタン色とターコイズブルー梅小紋、1000円。
きょうの足袋：ダークピンクにダークブルーの桜小紋、ポリ、
オークション品2300円くらいだったか。
きょうの履物：桐白木後丸に黒地に赤トンボ印伝風鼻緒。
きょうのバッグ：オフホワイト別珍に青い薔薇プリント、2個で1500円。
きょうの髪型：片側上下に二本の三つ編みが最終的には一本三つ編み。
きょうの防寒対策：腕カバー、レッキスのチョーカー。
※博物館の共同研究の報告書の原稿をまとめて、どういう順に並べるのか、どういう日程で進めるのかなどの相談をする会議。いつもと部屋が違うので、太陽の塔の背中が見える。皆様にご協力いただいた和装履物保有実態調査を盛り込んで、なんとか提出した原稿が掲載される予定。しかし、印刷物になるのは11月頃になりそう。ご協力いただいた皆様には、かなりお待たせしますが、必ずご報告させていただきます。忘れた頃にお届けすることになりそうで申し訳ありません。
※明日からもう4月というのに風が強い、冷たい。もう必要ないかな、と思ったが腕カバーがまだ活躍した。
※「渡る世間は鬼ばかり最終回二時間スペシャル」を見るため急いで帰る。ああ、これでしばらく木曜日が寂しくなるな・・・。新シリーズは1年後だそうだ。と思っていたら、なんと「アタックNo.1」の実写版が始まるらしい。「エースをねらえ！」同様、また上戸彩だ。肉体派女優（肉体労働派女優？）になりつつあるな。「ガラスの仮面」アニメもできるらしいし、集英社系、もてはやされてきてるな。
※ビジネス成功談
＊この物語はフィクションです。特定の団体・個人とは一切関係ありません。
「私はこれで成功しました」
ある種の商品を売ろうと会社を作った。その商品は、生活必需品ではなく、一生のうちで一回も使わないでも生きていけるもので、しかも高額である。各家庭で古い同種商品を保有しているが、多くの人がその使用方法を知らない。人々は、新たに商品を購入する意欲は薄いが、使用方法を知りたい人は潜在的にいることがわかっている。当社の戦略は以下の通りである。
＜販売展開＞
１，商品使用法を知りたがっている人を募集し、教える。使用方法を代価を取って教える団体がすでにあるので、それ以外の、使用方法は知りたいが代価を払いたくない層に無料で教えることとし、告知する。
●必要経費･･･テレビCM・新聞広告・折り込みチラシ代
２，広告を打つだけで、個人の名簿（住所・氏名・年齢・職業）が、個人から入る。
●必要経費･･･個人からもたらされる情報を整理・管理する人件費。情報集約オフィス代。
■払わずにすんだ必要経費･･･名簿屋・調査会社に支払う費用。
３，商品の使用方法を教える場所を用意する。貸し会場を決まった時間だけ借りる。その時間内だけ働く非常勤講師を時給制で雇う。3ヶ月程度の短い期間での契約とし、継続雇用はせず、その都度更改する。就職口の少ない教授免許なので、交代要員は豊富。
●必要経費･･･貸し会場代(光熱費込み）・時間給人件費・会場案内のための通信費。
■払わずにすんだ必要経費･･･店舗賃借料(保証金）・店装費・水道光熱費・社員給与（栄えた町の表通りに店を構えるとなると、家賃が高い。営業時間中、店員を置かなければならないし、電気代などの経費が必要。）・福利厚生費（労働保険料などは、短期雇用の場合加入しなくても良い）・DM制作費・通信費。
４，商品を準備する。メーカー・問屋から貸し会場使用時間内だけ商品を搬入、営業時間が終われば搬出してもらう契約を結ぶ。
●必要経費･･･なし(仕入れが発生しないので商品仕入れ代が不要）。
■払わずにすんだ必要経費･･･仕入れ代金・倉庫賃借料・倉庫管理人件費。
５，商品説明し、お客様にお勧めする人材をメーカー・問屋から借り出す。補助を時間給の講師にさせる。労働意欲の向上のために販売契約成立の際の出来高払いの追加給与も設定する。
●必要経費･･･時間給および出来高払い給与。
■払わずにすんだ必要経費･･･商品知識のある人材に支払う人件費・福利厚生費・商品購入につけるサービス費用（お食事・観劇など）。
６，売れた商品代金のみ支払う委託契約を結ぶ。
ローン契約を原則とするため、現金の取り扱いは行わない。現金を管理する人材が不要となる。また、ローン会社から人材を派遣してもらい、実際の事務手続きは当社雇用者は関与しない。
●なし。
■払わずにすんだ経費･･･現金管理責任・ローン事務手続きスキル等の責任者雇用費用
＜販売手法の特徴＞
７，使用方法伝授→商品説明→グループ販売。これは今までタッパーウェアや五層構造ナベセット販売で使われた手法であるが、この場合、関心のある消費者の方からグループを集め、申し込んでもらい、道具一式をそこに持ち込むという方法であった。そのグループが形成されるまで、申し込みを待たなければならなかった。当社の方法は、グループの構成員は相互に未知であり、互いの経済状況にも詳しくなければ、愛着・友情も薄い、横のつながりのないバラバラの人々を対象に、当社の用意した会場内で営業活動を行うため、買い渋る客をサポートする友人もいないうえ、会場から自由に出ることができないというのが利点である。
また、この商品の使用方法は代価を支払わなければマスターできないものであるという信仰がすでにあるため、無料で伝授するというサービスが、ありがたがられる。また、商品販売のために使用方法を伝授するという順ではなく、使用方法を「無料で」伝授することを全面に押し出す。使用方法を知らない層は商品知識がないのも利点である。さらに販売以前の下準備として、各家庭に眠っている古い同種商品は、現在はもはや使い物にならない、それを使うことは恥ずかしいことだと繰り返し洗脳しておくことだ。ありふれた商品でも現行品であるだけで珍しがって購入してくれるからである。また、同種の商品を販売している既存の店舗では、販売のために先行費用として顧客を食事や旅行・観劇などに招待する場合があるが、それも不要である。
＜まとめ＞
広告宣伝費だけで自動的に個人名簿が集まり、感謝された上に商品が売れる、また、購入者は「文化の香り」を身につけたという自己満足も与えられ、囲い込み・催眠商法に自ら飛び込んでいっていることにも気づかない。特殊な技術を無料で体得したいと考える消費者は、基本的にケチなので、「市価より安い」といううたい文句は大いに有効であるようだ。他の人が代価を支払っているものを無料で手に入れ、さらに他の人より安く買えた、ということで満足感があるのだ。さらに体験者が他の未体験者に宣伝までしてくれるというおまけが付いてきたのには、当社も予想しなかったが、ゆくゆくはテレビCMも流さないでいい日が近いかもしれない。さらに経費が削減され、利益率アップは必至だ。また、万が一集客が落ちてきた場合でも、時間給講師の解雇、貸し会場の解約程度で縮小は簡単である。ほとんど損害がない。こんないい商売があるであろうか。
きょうの着物：ダークブルーしゃりしゃり地漆・ラメ糸縦縞と十字
縫い取りお召し、委託古着屋で5250円。
ところどころ色ヤケ・シミあり。
きょうの帯：茶色繻子地に軍配刺繍帯。たれ先に桜の刺繍があるので、
今のうちに着ておこうと登板決定。
きょうの羽織：葡萄茶松地紋錦紗に花丸に菊の横顔？古着屋で2800円。
きょうの帯揚げ：薄黄色綸子ぼかし、1000円。
きょうの帯締め：サーモンピンクとアイスブルー平組、いただき物。
きょうの長襦袢：オレンジ色錦紗にホタルブクロのような幻想花絵羽。
いただき物の仕立て替え。
きょうの半衿：ポリボタン色とターコイズブルー梅小紋、1000円。
きょうの足袋：ダークピンクにダークブルーの桜小紋、ポリ、
オークション品2300円くらいだったか。
きょうの履物：桐白木後丸に黒地に赤トンボ印伝風鼻緒。
きょうのバッグ：オフホワイト別珍に青い薔薇プリント、2個で1500円。
きょうの髪型：片側上下に二本の三つ編みが最終的には一本三つ編み。
きょうの防寒対策：腕カバー、レッキスのチョーカー。
※博物館の共同研究の報告書の原稿をまとめて、どういう順に並べるのか、どういう日程で進めるのかなどの相談をする会議。いつもと部屋が違うので、太陽の塔の背中が見える。皆様にご協力いただいた和装履物保有実態調査を盛り込んで、なんとか提出した原稿が掲載される予定。しかし、印刷物になるのは11月頃になりそう。ご協力いただいた皆様には、かなりお待たせしますが、必ずご報告させていただきます。忘れた頃にお届けすることになりそうで申し訳ありません。
※明日からもう4月というのに風が強い、冷たい。もう必要ないかな、と思ったが腕カバーがまだ活躍した。
※「渡る世間は鬼ばかり最終回二時間スペシャル」を見るため急いで帰る。ああ、これでしばらく木曜日が寂しくなるな・・・。新シリーズは1年後だそうだ。と思っていたら、なんと「アタックNo.1」の実写版が始まるらしい。「エースをねらえ！」同様、また上戸彩だ。肉体派女優（肉体労働派女優？）になりつつあるな。「ガラスの仮面」アニメもできるらしいし、集英社系、もてはやされてきてるな。
※ビジネス成功談
＊この物語はフィクションです。特定の団体・個人とは一切関係ありません。
「私はこれで成功しました」
ある種の商品を売ろうと会社を作った。その商品は、生活必需品ではなく、一生のうちで一回も使わないでも生きていけるもので、しかも高額である。各家庭で古い同種商品を保有しているが、多くの人がその使用方法を知らない。人々は、新たに商品を購入する意欲は薄いが、使用方法を知りたい人は潜在的にいることがわかっている。当社の戦略は以下の通りである。
＜販売展開＞
１，商品使用法を知りたがっている人を募集し、教える。使用方法を代価を取って教える団体がすでにあるので、それ以外の、使用方法は知りたいが代価を払いたくない層に無料で教えることとし、告知する。
●必要経費･･･テレビCM・新聞広告・折り込みチラシ代
２，広告を打つだけで、個人の名簿（住所・氏名・年齢・職業）が、個人から入る。
●必要経費･･･個人からもたらされる情報を整理・管理する人件費。情報集約オフィス代。
■払わずにすんだ必要経費･･･名簿屋・調査会社に支払う費用。
３，商品の使用方法を教える場所を用意する。貸し会場を決まった時間だけ借りる。その時間内だけ働く非常勤講師を時給制で雇う。3ヶ月程度の短い期間での契約とし、継続雇用はせず、その都度更改する。就職口の少ない教授免許なので、交代要員は豊富。
●必要経費･･･貸し会場代(光熱費込み）・時間給人件費・会場案内のための通信費。
■払わずにすんだ必要経費･･･店舗賃借料(保証金）・店装費・水道光熱費・社員給与（栄えた町の表通りに店を構えるとなると、家賃が高い。営業時間中、店員を置かなければならないし、電気代などの経費が必要。）・福利厚生費（労働保険料などは、短期雇用の場合加入しなくても良い）・DM制作費・通信費。
４，商品を準備する。メーカー・問屋から貸し会場使用時間内だけ商品を搬入、営業時間が終われば搬出してもらう契約を結ぶ。
●必要経費･･･なし(仕入れが発生しないので商品仕入れ代が不要）。
■払わずにすんだ必要経費･･･仕入れ代金・倉庫賃借料・倉庫管理人件費。
５，商品説明し、お客様にお勧めする人材をメーカー・問屋から借り出す。補助を時間給の講師にさせる。労働意欲の向上のために販売契約成立の際の出来高払いの追加給与も設定する。
●必要経費･･･時間給および出来高払い給与。
■払わずにすんだ必要経費･･･商品知識のある人材に支払う人件費・福利厚生費・商品購入につけるサービス費用（お食事・観劇など）。
６，売れた商品代金のみ支払う委託契約を結ぶ。
ローン契約を原則とするため、現金の取り扱いは行わない。現金を管理する人材が不要となる。また、ローン会社から人材を派遣してもらい、実際の事務手続きは当社雇用者は関与しない。
●なし。
■払わずにすんだ経費･･･現金管理責任・ローン事務手続きスキル等の責任者雇用費用
＜販売手法の特徴＞
７，使用方法伝授→商品説明→グループ販売。これは今までタッパーウェアや五層構造ナベセット販売で使われた手法であるが、この場合、関心のある消費者の方からグループを集め、申し込んでもらい、道具一式をそこに持ち込むという方法であった。そのグループが形成されるまで、申し込みを待たなければならなかった。当社の方法は、グループの構成員は相互に未知であり、互いの経済状況にも詳しくなければ、愛着・友情も薄い、横のつながりのないバラバラの人々を対象に、当社の用意した会場内で営業活動を行うため、買い渋る客をサポートする友人もいないうえ、会場から自由に出ることができないというのが利点である。
また、この商品の使用方法は代価を支払わなければマスターできないものであるという信仰がすでにあるため、無料で伝授するというサービスが、ありがたがられる。また、商品販売のために使用方法を伝授するという順ではなく、使用方法を「無料で」伝授することを全面に押し出す。使用方法を知らない層は商品知識がないのも利点である。さらに販売以前の下準備として、各家庭に眠っている古い同種商品は、現在はもはや使い物にならない、それを使うことは恥ずかしいことだと繰り返し洗脳しておくことだ。ありふれた商品でも現行品であるだけで珍しがって購入してくれるからである。また、同種の商品を販売している既存の店舗では、販売のために先行費用として顧客を食事や旅行・観劇などに招待する場合があるが、それも不要である。
＜まとめ＞
広告宣伝費だけで自動的に個人名簿が集まり、感謝された上に商品が売れる、また、購入者は「文化の香り」を身につけたという自己満足も与えられ、囲い込み・催眠商法に自ら飛び込んでいっていることにも気づかない。特殊な技術を無料で体得したいと考える消費者は、基本的にケチなので、「市価より安い」といううたい文句は大いに有効であるようだ。他の人が代価を支払っているものを無料で手に入れ、さらに他の人より安く買えた、ということで満足感があるのだ。さらに体験者が他の未体験者に宣伝までしてくれるというおまけが付いてきたのには、当社も予想しなかったが、ゆくゆくはテレビCMも流さないでいい日が近いかもしれない。さらに経費が削減され、利益率アップは必至だ。また、万が一集客が落ちてきた場合でも、時間給講師の解雇、貸し会場の解約程度で縮小は簡単である。ほとんど損害がない。こんないい商売があるであろうか。
2005-03-31 00:16
