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自画自賛の花屋

【5月7日】法事
※昨日の雨とはうってかわって快晴。JRの新快速で姫路へ。スピードが上がると、ちょっと不安になる。
※十七回忌ということで、私たち夫婦だけでお寺のお堂をお借りしての法要。お位牌を運ぶのに気を使う。本堂では、ご住職が「どうぞ椅子をお使い下さい」と勧めてくださったので、これ幸いと使わせていただく。ああ、こんな楽な法事は初めてだ。たいてい、足のしびれに気をとられてお経が耳に入ってこない状態だったのだが、今日はしっかり聞きました。
※帰りにお墓参り。お寺のそばの花屋さんでお墓用のお花を買いに入る。GWで店が半分休眠中みたいな感じで、声をかけてもなかなか人がでてこない。お墓用のお花一対ください、というと「これでいいでしょ」と仏壇用の花を指す。
※つまり今日は人手不足で、墓前用の花を組める人が「耳の遠いおばあさん」一人だったため、お嫁さん(らしき人)は、めんどくさいので私を丸め込もうとしたらしい。
※奥から耳の遠いおばあさんが出てきて、これから組むということになったので、近所のケーキ屋の二階でコーヒーでも飲んで時間をつぶそうということで、「ゆっくり作ってください」と言うが「急いだはるの」とトンチンカンな返事。何度も同じことを繰り返し、お嫁さんに通訳もしてもらって、やっと通じた。さあ、ケーキ屋の二階でコーヒーを飲むぞ。
※だがしかし、しばらく行かないうちにケーキ屋の二階はオフィスになっていて、それ以外に開いている喫茶店がない!喫茶店求めて駅の向こう側まで出て、コーヒーにありつくまでにすでに15分経過。
※少し離れた場所に大型ショッピングセンターができてしまったせいで、この町の商店街は、すっかり寂れてしまっていて、花を買うにもコーヒーを飲むにも苦労する。天気も気温も湿度も快適だったので、たいして苦もなくさまよえたが、これが暑いとか寒いとか雨降りだったら、癇癪起こしていたところだった。
※頃合いを見計らって花屋へ戻る。耳の遠いおばあさんは「まあ、きれいなお花」と、たいへん上手に組めたことを自画自賛する。珍しい花屋だ。
※お墓に「自画自賛の花」を供えたが、風に煽られてくるくる回り、正面を向いてくれない。せっかくきれいに組んでくださったのにねえ。
(続き)
※姫路に戻り、一応ながもち屋を覗くがいいものがなく退去、ほっとする。しかしその後、阪神百貨店で呉服市を覗いてしまう。ここもまた、価格と品質との折り合いが私のそれと一致せず、買うべきものがないのだが、婚礼用打掛を掛けた衣桁のわきに何気なく引っかけてあった「兵児帯」3150円を発見、夫に買ってもらった。
※今日はブラックフォーマル・アンサンブルを着ていたのだが、こういう決まり事に着る制服的な衣料にはほとんど無関心で、早い話が礼を失していなければ何でもいい、という投げやりさなので、10年以上前に買ったセシール製品だ。もう一着はなんと20年以上前の当時5000円のワンピース。ストッキングは15年くらい前のもらい物だ。バッグも靴も15年以上前のもの。
※しかし、サイズが変わればまた新たに購入しなければならない。数ヶ月前の私の体型であれば、今日の服は入らなかったはずだ。ああ、体重減らしといてよかった、とつくづく。とはいえ、さすがにデザインが古くさく、肩パッドバリバリで、アメフトの選手並みだ。しかしこのままあと何年着られるか挑戦(?)するつもりだ。
※法事が終わって、何だか宿題が一つ片付いた感じ。ほっとした。

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