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みんなといっしょ

6月24日】アルバイト@生駒

※今日の講義で再度、期末レポートの説明をする。またもや「平均枚数は何枚くらいですか」とコメント用紙で尋ねてくる人がいる。それを知ってどうしようというのだろう。A42枚でスゴイ内容が書けるのならそれでオッケーだし、必要なら100枚でもかまわないのだが。

※それで思い出したのが、昨日9年ぶりくらいに電話してくれたお友達の話。子どもさんが中学生になったのだが、小学校時代、「みんなといっしょ」な行動を取らないことで何度も呼び出され注意され、報復のように良くない成績をつけられたのだとか。ということは、「みんなといっしょ」であれば悪くない成績がもらえるということだ。小学校時代から、横の「みんな」を窺いながら自分の身の振り方を決めることが「安全な道」だとたたき込まれているわけだ。

※ちなみに「みんなといっしょ」でない行動というのは、算数の授業で「同じ大きさの三つの立方体の体積を求める」の説明で、先生が3つ方法がありますと断言したのに対して、それ以外にも方法はある、と発言したのが「問題行動」だと見なされたらしい。私が先生だったら、わー、エライねえ、本当だねえ、と「大歓迎行動」と見なすところだが。クラスの大多数が(というより一人を除いた全員が)黙って聞いていたら、その通りしなければ許されないらしい。

※モンスターピアレンツなど、先生方にも負担なことが多いと同情していたけれど、そういう方面にエネルギーを吸い取られて、教育本来のあり方が見えなくなってしまっているのだろうか。自分の頭で考えて、自分の言葉で発言する、そんな子どもが多い方が日本の未来のためになると思うけれど、ひとまず自分の責任の範囲では、よけいなことを言わずに「みんなといっしょ」に動いて、そのまま卒業してくれればいいのだろうか。
タグ: うすもの

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